[飯田圭織、これまでの軌跡。]


第1章・シャ乱Qオーディション(1)


1997年06月21日(土)午後2時 / 札幌・中島児童会館前
ASAYAN シャ乱Qプロデュース・女性ロックヴォーカリスト・オーディション

シャ乱Qオーディションが始まったのは5月(発表は4月)
オーラスのオーディション会場となった北海道・札幌に、彼女はいた
「歌手になりたい!」という幼い頃からの夢を胸に抱いて...

札幌オーディション627番・飯田圭織...
(当時)15歳・高校1年生

この日、2時間の間に受付を済ませたライバル達は約1000人
書類審査を通過した圭織を含む83名は、歌の審査のためカメラの前に立った
(ちなみに履歴書の顔写真の欄は、プリクラだったのだー)
圭織は緊張の中!?、SPEEDの「STEADY」を歌い上げた
SONYアルカリ乾電池のCMにも起用されたルックスと
持ち前の歌唱力で、(文句無く...)スタジオ審査へ進出となった

スタジオ審査ともなると、スタッフだけではなく観客の前で
そして、シャ乱QのVTRチェックがあることを前提に歌わなければならない
不運なことに、圭織はこの日、のどをやられて、うまく声が出ない
そんな中、スタジオ(Tokyo Media City:通称TMC)での唄収録が行われた
ASAYANではお馴染み、リテイクなしの一発収録
声を精一杯だし、相川七瀬の「Sweet Emotion」を歌う圭織...
さて、シャ乱Qの審判・コメントは.....
つんく「北海道やね。」「マバタキしすぎちゃうん、ちょっと。」
まこと「昨日寝られへんかったんちゃう?」、つんく「目、充血してる!?」
つんく「あ、ええ二の腕してるなー。あー、いい!」
やはりグラフィック面のコメントに集中

そして審議の結果、再審査の発注は.....
つんく「さすが札幌ですね。大阪よりレベルが高い。」
つんく「オレの中でも、唄としての標準値に達してる...」
たいせー「やさしい歌...。」、つんく「お嬢様っぽく...。」
発注![お嬢様スタイルで松たか子の「明日、春が来たら」...。]
堂々、第2審査へ進出(8名→3名+即キープ1名)だー!

第2審査となる松たか子の「明日、春が来たら」
彼女独特の高音がマッチしていた気がする
シャ乱Qの再チェック・審議の結果は.....
つんく「緊張感や。」「マジ緊張やな。」
つんく「身長が小ちゃくなったな。165には見えなくなった。」
はたけ「レベル高かったね。」、つんく「飯田は凄く良くなったよね。」
つんく「歌は凄く...いい感じがするなぁ。」「顔は大丈夫やから、髪とか...後々...。」
清楚なお嬢様スタイルで、無事キープが決定!
後日面談(3名→2名)へ!!! ところが.....!

この時、後に試練の日々が有ることは、圭織も知り得なかった.....
つんく「このままでは、プロとして甘すぎる...。」

<第2章へ続く...>

(執筆:1997.12.08)


     第1章・シャ乱Qオーディション(1)
          第2章・シャ乱Qオーディション(2)


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