[飯田圭織、これまでの軌跡。]


第2章・シャ乱Qオーディション(2)


圭織「みんなライバルですっ。」
キープが決まり、彼女は不安を押し切って、そう言い放った

つんく「このままでは、プロとして甘すぎる...。」
この言葉から行われたこととは.....

約9900名から選ばれた、キープ組11名(福岡3+東京3+大阪2+札幌3)
最終面談を前に、真のロック・ヴォーカリスト魂を育てるため、
彼女たちの人間性を見極めるため、厳しい先生のもとで合宿をやったんです
圭織「運動得意なんで、頑張ります。」と???なコメント...
合宿初日(1997.07.29)、約1時間のバスでの移動は、のんびりお昼寝の圭織ちゃん
そのバスが辿り着いた合宿先とは.....なんと...寺、お寺なんです!
つんく「根性を見る...。どんな生活をするか...。」、まこと「協調性であったり...。」
忍耐や協調性を備えているのかが問われたんです

合宿先に着くやいなや、1本のカセットテープが配られた。その中身とは...
シャ乱Q・はたけが作った課題曲(後の平家みちよ「GET」)!
1週間後(1997.08.03)にはスタジオでの収録で、全員が同じ曲(詞:つんく)を発表
11名中、1人だけがこの曲でデビューするのだ。サバイバルのスタートであった

お寺の日課をこなしながらのスケジュールで過ぎる1日、すべてを11名でこなす
午前は、協調性を見る、全員でのグループダンスレッスン(振付師:夏まゆみ)...
午後は、プロのヴォイストレーナー(笠木新一)による課題曲のヴォイストレーニング...
うまくこなしたヴォイストレーニング。ダンスの復習では積極的に輪に入る圭織
レッスン中にも、瞑想の時間にも、複雑な表情が見受けられました。
もしかして、正座が辛かったせい!?

2日目のヴォイストレーニングでは、思わず「良くできてる。」と笠木先生...
そして、合宿最終日(1997.07.31)
圭織「凄い辛かったけど、自分のためになったと思います。」

それから3日後、運命のスタジオ収録の日.....
スタジオに現れた圭織の表情は重く、不安に満たされていた
課題披露、まずはグループダンス。Gパンに黒のチビTが似合ってました
ダンスに関しては、涙が...。夏先生も「練習の方が良かった...。」「甘い...。」
一方、課題曲の方は.....なんと直前にサビのメロディが微妙に変更され、のしかかる
ステージに上がる圭織は、凄まじい緊張で表情も強張るが、それでも唄の方は◎
唄の後には、抜き打ちでシャ乱Qとの面談.....緊張が緩んだのか、満面の笑顔で会話
そして、遂に運命の審判!!!

発表直前、判断基準に関しては、つんく「将来性です。しかも近い将来性...。」
圭織「(合宿は)辛かったですぅ」の表情が、本当に辛そうなのである(;_;)
シャ乱Q、最後の審議.....
つんく「問題ないのよ、札幌3人は特に...相当イイよね。」
つんく「飯田もめちゃめちゃかわいかったしなー。」
まこと「11人組デビュー...!?」
で、結局結論が出ず、審議は1週間後(1997.08.10)へ

つんく「かわいらしさでいうと...飯田...。」
結論は、即戦力・唄がキーンときて聞き易い・巡り合わせから、平家充代に決定
飯田圭織ちゃんも、ある方面!?で立派な候補に上がっていたようです
今回は残念でしたが、逆に大きなチャンスとなったのではないだろうか!?
飯田圭織、発表の収録(1997.08.14)終了後のコメントは.....
「やっと終わったって感じ...おめでとうって、ほんと、うれしかったし」

この後、デビューに向けて封印された平家にかわり!?
飯田圭織ほか4名には新展開が待っていたのである...

<第3章へ続く...>

(執筆:1997.12.08)
(加筆:1997.12.15)


第1章・シャ乱Qオーディション(1)
     第2章・シャ乱Qオーディション(2)
          第3章・「モーニング娘。」と「愛の種」


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